ソウル旅行

ソウルの紅葉スポットまとめ:地下鉄で行ける場所だけ (2026)

ソウルの中で紅葉を見る方法を、公式資料だけで整理しました。昌徳宮後苑の予約が6日前の午前10時に開くこと、ソウル市がわざと落ち葉を掃かない期間、樹齢約400年の天然記念物のイチョウ、そして地下鉄で行ける北漢山のコースまで。

高いところから見下ろした徳寿宮。瓦屋根のまわりを黄色いイチョウと赤い紅葉が取り囲み、後ろには都心のビルが立つ

この記事で紹介した場所

観光昌徳宮 後苑
住所
ソウル特別市鍾路区栗谷路99
営業時間
韓国語の回 3〜10月 10時〜16時の毎正時 ・ 英語 3〜11月 10:30・11:30・14:30・15:30 ・ 日本語 13:30(水・金・日) ・ 中国語 12:30(火・木・土)
メニュー
後苑の観覧料 5,000ウォン(殿閣3,000ウォンを別に購入する必要あり)
ポイント
オンライン予約は観覧日を除く6日前の午前10時から、現地購入は当日の午前9時からです。10〜11月はどちらも非常に早く売り切れます。
観光成均館 明倫堂のイチョウ
住所
ソウル特別市鍾路区成均館路31
営業時間
3〜10月 09:00〜18:00 ・ 11〜2月 09:00〜17:00
メニュー
入場料 無料
ポイント
天然記念物(第59号)で、樹齢は約400年、高さ26mです。4号線 恵化駅4番出口から749m。
観光北漢山国立公園 北漢山城探訪支援センター
住所
ソウル特別市恩平区津寛洞62
営業時間
「入山時間指定制」 3〜11月 04:00〜17:00 ・ 12〜2月 04:00〜16:00
メニュー
入場料 なし
ポイント
国立公園公団が秋の紅葉の時期に見ごたえがあるとしているコースは、大南門コース(片道5.8km、3時間)です。

雪岳山まで足をのばさなくても大丈夫です。

ソウルは紅葉が色づくのが遅い街です。山よりも都心のほうが遅いので、旅程の終わりにソウルへ戻ってきても、まだ見ることができます。この記事は、ソウル市と宮陵遺跡本部、国立公園公団が実際に公開している資料だけをまとめたものです。

高いところから見下ろした徳寿宮。瓦屋根のまわりを黄色いイチョウと赤い紅葉が取り囲み、後ろには都心のビルが立つ
写真: travel oriented, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons (新しいウィンドウで開きます)

ソウルはいつ色づくのか

公式の資料を三つ重ねると、こうなります。

  • ソウル市が引用した気象庁の予測 — 北漢山は10月28日ごろ、都心は11月上旬が絶頂
  • ソウル観光財団の案内 — 南山がいちばん赤く染まるのは10月末から11月初め
  • 国立公園公団 — 10月1日〜11月15日が繁忙期

つまりソウルの都心は11月初めが中心になります。山はそれより1週間ほど早いということです。

ただし、断っておくことがあります。上の気象庁の予測は、ソウル市が過去の報道資料の中で引用した数値です。気象庁によるソウルの年ごとの観測の原資料は、今回は確認できませんでした。

ソウル市は落ち葉をわざと掃きません

これは韓国ならではの仕組みで、おもしろいところです。ソウル市の報道資料にそのまま書かれています。

市民が1年のうち秋にだけ聞くことのできる、さくさくと落ち葉を踏む音とともに秋の情趣を満喫できるよう、24日(月)から翌月中旬まで105か所の落ち葉を掃かずに管理するという計画だ。

10月24日から11月中旬までが、ソウル市が公式に落ち葉を残しておく期間です。この日付が事実上、ソウルの見ごろの期間ということになります。

昌徳宮 後苑 — ソウルでいちばん有名で、いちばん難しい場所です

真っ先に売り切れる場所です。宮陵遺跡本部が自ら注意を呼びかけています。

4〜5月と10〜11月は、後苑のオンライン予約券も観覧当日の現地購入券も非常に早く売り切れます

予約の時点を正確に知っておいてください

  • オンライン — 観覧日を除く6日前の午前10時から前日まで先着順
  • 現地 — 観覧当日の午前9時から先着順
  • 1回あたり100名で、そのうちオンライン50名+現地50名

つまり、6日前の午前10時が実質的な勝負どころです。

外国語の回は別に設けられています

言語時刻運営
英語10:30・11:30・14:30・15:303〜11月
日本語13:30水・金・日
中国語12:30火・木・土
韓国語10時〜16時の毎正時3〜10月

外国語の回に韓国籍の方は参加できません。外国人の同伴者がいる場合に限り、最大2名まで可能です。

お金と落とし穴

後苑の5,000ウォンに加えて、殿閣の3,000ウォンを別に買う必要があります。後苑の券だけでは入れません。最低でも8,000ウォンです。そして王宮の統合観覧券でも後苑には入れません。統合観覧券は6,000ウォンです。

もう一つ大事なことがあります。韓服を着ても後苑は無料になりません。後苑で無料の対象になるのは、満6歳以下、国家有功者、障害者の三つだけです。韓服での無料は殿閣までです。

さらにもう一つ。玉流川(オンニュチョン)の区域は現在、補修のため非公開です。別途の告知があるまでとされています。後苑のいちばん奥の渓谷部を見られないということです。

最後に実務的なことを。券売所から後苑の入口まで徒歩15分以上かかります。解説は約70分で、回の時刻に遅れると入場も払い戻しもできません。20分前には入っておいてください

予約なしで歩きたいなら

徳寿宮の石垣道に黄色いイチョウが並び、塀の向こうに宮とソウル都心のビルが見える
写真: 라성민, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons (新しいウィンドウで開きます)

ソウル市が2016年に「ソウル紅葉道105選」を選定しました。これがソウル市の公式の紅葉リストです。その中から、都心から行きやすい場所を挙げます。

徳寿宮石垣道(トクスグンドルダムキル) — 1号線 2号線 市庁駅1番出口。徳寿宮の石垣に沿って歩く、あの道です。無料です。

花郎路(ファランノ)の落ち葉通り6号線 花郎台駅4番出口から858m。ソウル観光財団の説明がよくまとまっています。

落ち葉通りは、秋の情趣のために落ちた葉を一定の期間わざと掃かないのだそうです。ソウル市の「紅葉と落ち葉の通り」に選定されたこともあります。

サルゴジキル2号線 龍踏駅2番出口から355m。イチョウ並木の道とも呼ばれる道です。同じ城東区のトゥクソム・ソウルの森と組み合わせれば、一つのコースになります。

南山(ナムサン)の秋の紅葉道 — ソウル観光財団が公式に「秋の紅葉道」という名前をつけた道です。南山南側循環路が、国立劇場交差点から南山3号トンネルまで1.3kmあります。3号線 4号線 忠武路駅、または 3号線 東大入口駅から 01番 南山循環バスに乗ってください。南山公園の中には駐車できません

南山ドゥルレキルのうち、北側循環路は車両と自転車が規制されているので、いちばん歩きやすい道です。4号線 会賢駅4番出口です。Nソウルタワーの展望台は29,000ウォンですが、ドゥルレキル自体は無料です。

ここは公式リストに入っていません

ネット上でよく見かけますが、オリンピック公園と慶熙大学のキャンパスは、ソウル市の105選に入っていません。きれいではないという意味ではなく、ソウル市の公式な紅葉の名所ではない、という意味です。この記事では公式に載っている場所だけを書いています。

イチョウを一本だけ見に行くなら

瓦屋根の軒の上に、真っ黄色に色づいたイチョウが画面いっぱいに広がる
写真: Korea.net / Korean Culture and Information Service (Jeon Han), CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons (新しいウィンドウで開きます)

牙山や洪川まで行かなくても大丈夫です。ソウルのど真ん中に、天然記念物のイチョウがあります。

ソウル文廟のイチョウ — 成均館 明倫堂の前庭に立っています。国家遺産庁の説明です。

樹齢は約400年と推定され、高さ26m、胸高の幹回り12.09mに達する雄大な木 … 壬辰倭乱(1592年)のときに焼失した文廟を建て直した際(1602年)に、あわせて植えられたものと考えられる。

天然記念物(第59号)で、1962年に指定され、入場料は無料です。4号線 恵化駅4番出口から749mです。3〜10月は9時〜18時、11〜2月は9時〜17時です。

ソウルで現在も指定が維持されている天然記念物のイチョウは、この1件だけです。徳寿宮にはありません。同じ恵化駅4番出口に昌慶宮 春塘池があるので、まとめて回ることができます。

韓屋の石垣に沿って、黄色く色づいたイチョウが長く続く
写真: Jaeseop An, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons (新しいウィンドウで開きます)

地下鉄で行ける国立公園

北漢山国立公園へは地下鉄で行けます。入場料もありません。公団の料金表には駐車料と野営料しかなく、入場料という項目そのものがないのです。

国立公園公団が「特に秋の紅葉の時期に見ごたえのあるコース」と自ら記しているのは、大南門コースの一つだけです。

  • 北漢山城探訪支援センター → 大西門 → 中城門 → 大南門
  • 片道5.8km、3時間
  • 公団の説明:「コースは長めだが緩やかで、子どもでも歩けるコース」
  • 行き方:3号線 旧把撥駅から 704番 または楊州37番に乗り、北漢山城入口で下車

入山できる時間が決まっています。北漢山は3〜11月が04:00〜17:00で、12月1日からは16:00に繰り上がります。10月と11月は17時までです。

車で行くと損です。10月1日〜11月15日が公式の繁忙期にあたるため、駐車料が上がります。

装備がなくても大丈夫です

外国から来た方には、これがいちばん役に立つかもしれません。ソウル都心登山観光センター牛耳新設線 北漢山ウイ駅2番出口から300mのところにあります。

ソウル観光財団の案内です。

北漢山を中心に、北岳山、仁王山、冠岳山などソウル都心の登山コースや情報を韓国語、英語、中国語、日本語で案内し … 登山靴、登山服、ストック、手袋、アイゼンなどの登山用品のレンタルサービスも運営しています。

利用料は無料で、09:00〜18:00、月曜は休みです。外国人向けの装備レンタルの場合のみ少額が発生します。有料・無料のロッカーもあります。

スニーカー一足で来た旅行者が、登山靴を借りて北漢山の紅葉を見て帰ってこられる、ということです。

確認できなかったこと

正直に書いておきます。

「ソウル紅葉道105選」は2016年の資料です。それ以降に更新版があるかどうかは確認できませんでした。ですからここでは「今年の選定」ではなく、「ソウル市が2016年に選定した105選」と書いています。

気象庁によるソウルの年ごとの初紅葉・絶頂の観測記録は入手できませんでした。気象資料開放ポータルの季節観測のページが「コンテンツ準備中」と表示されました。上に書いた時期は、すべてソウル市とソウル観光財団が示している基準です。

ソウルの森の最寄り駅と、ソウル大公園の入場料も公式ページで確認できなかったため、書いていません。

まとめ

  • ソウル都心の絶頂は11月初めで、北漢山などの山は10月末です。
  • ソウル市は10月24日から11月中旬まで落ち葉を掃きません
  • 昌徳宮 後苑はオンラインが6日前の午前10時、現地が当日の午前9時です。1回あたり100名で、韓服を着ても無料にはなりません。
  • 後苑は殿閣の券を別に買う必要があり、統合観覧券では入れません。最低8,000ウォンです。
  • 成均館 明倫堂の樹齢約400年の天然記念物のイチョウは無料です。
  • 北漢山は地下鉄で行けて、入場料がありません。10〜11月の入山の締め切りは17時です。
  • 登山観光センターで登山靴を借りられます。4か国語の案内、無料、月曜休みです。

予約が負担なら、後苑は飛ばしてしまってもかまいません。徳寿宮石垣道と明倫堂のイチョウだけでも、一日は十分に埋まります。どちらも無料です。

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