ソウル旅行

乙支路の宿:ソウルの客室の4分の1がある町 (2026)

中区には、ソウル全体の客室の25%が集まっています。ただし乙支路のど真ん中は、かえって部屋が少ないです。観光ホテルと生活型宿泊施設の違い、空港リムジン6015番の停留所名の落とし穴、ソウル駅の都心空港ターミナルを使える条件まで整理しました。

乙支路1街の交差点。高層オフィスビルが並び、道路の上に鍾路1街と市庁の方向を示す標識が掛かっている

この記事で紹介した場所

観光乙支路入口駅
住所
ソウル特別市中区乙支路 地下60
営業時間
空港方面 始発04:26・終バス19:42
メニュー
空港リムジン6015番 5番出口 ハナ銀行の前・大人17,000ウォン
ポイント
明洞と隣り合っていて、ホテルがいちばん多い区間です。
観光乙支路3街駅
住所
ソウル特別市中区乙支路 地下145
営業時間
空港方面 始発04:28・終バス19:45
メニュー
空港リムジン6015番 12番出口 国民銀行の前
ポイント
停留所の名前は「乙支路2街」ですが、実際の場所は乙支路3街駅12番出口です。名前だけを見て待っていると乗れません。

聖水洞の記事では「泊まるところがない」ことが問題でした。乙支路(ウルチロ)はその正反対です。

行政安全部の許認可データで数えてみると、中区に宿泊業者485か所、客室28,340室があります。これはソウル全体の客室の25.0%にあたり、25の自治区のうち1位です。

ソウルの客室の4分の1

順位自治区客室割合
1中区28,34025.0%
2江南区11,74210.3%
3鍾路区10,2589.0%
4永登浦区8,0097.1%
5麻浦区5,5204.9%
20城東区1,3971.2%

中区ひとつで江南区の2.4倍、城東区の20倍です。

中区庁も同じ結論を発表しています。2026年8月の報道資料です。

ソウル全体の観光宿泊施設(756か所)のうち、約26%が中区にあり、25の自治区のうち最も多い。

集計の方法が違う二つの資料が、同じ答えを出しています。

業態の構成も正反対です

聖水洞は客室の62%が旅館・旅人宿でした。中区はこうなります。

業態客室割合
観光ホテル17,96663.4%
宿泊業(生活)4,23815.0%
一般ホテル3,41212.0%
旅館業2,2908.1%
旅人宿業1530.5%

観光ホテルが63%で、旅館・旅人宿は8%しかありません。

ところが、乙支路のど真ん中には部屋がありません

ここが、この記事でいちばん意外な部分です。

乙支路一帯の12の洞を合わせると83か所5,541室ですが、71%が両端に集まっています。 乙支路1・2街と長橋洞に1,345室、乙支路5・6街に2,585室です。

肝心の乙支路3街は12か所150室だけです。業者の数はあるのに、部屋がありません。平均12.5室で、半分が1~2室の規模です。印刷や照明の路地の中にある小さな宿、ということです。

ですから「乙支路に泊まる」というのは、実際には明洞の側(乙支路入口)か東大門の側(乙支路5・6街)に泊まるという意味になります。

「ホテル」と書いてあっても確認してください

中区で業者数1位の業態は生活型宿泊施設(レジデンス、127か所)です。乙支路圏で最大級の二か所(合計731室)も、ここに属します。

名前に「ホテル」と入っていても、観光ホテルの等級審査を受けた施設ではありません。 キッチンがあり、フロントとロビーを備えることになっていますが、制度が違います。数日泊まるぶんには問題ありません。

聖水洞ではこれが少数の例外でしたが、乙支路ではありふれています。

都市民泊はほとんどありません

中区には登録された都市民泊が205か所ありますが、その大半は南山・会賢の側で、乙支路は3か所だけです。

聖水洞の記事で長く扱った無届けの宿泊営業の問題は、ここではほとんど起きません。 ホテルがいくらでもあるので、わざわざ一般の住宅を取る理由がないからです。それでも原則は同じです。届け出なしに宿泊業を営むと、2年以下の懲役または2千万ウォン以下の罰金で、ソウルステイの一覧にあれば合法です。

韓屋は中区に0か所です。ソウルステイの韓屋133か所のうち100か所が鍾路区です。韓屋をお望みなら鍾路の宿の記事へどうぞ。

空港への行き帰りが、この町の本当の長所です

乙支路1街の交差点。高層オフィスビルが並び、道路の上に鍾路1街と市庁の方向を示す標識が掛かっている
写真: DtSeoul, CC0, via Wikimedia Commons (新しいウィンドウで開きます)

空港リムジン 6015番 が、乙支路を貫いて走ります。 路線の前半の九つの停留所がすべて中区で、そのうち三つが乙支路です。

停留所実際の乗車位置始発終バス
ロイヤルホテル(乙支路入口)乙支路入口駅5番出口 ハナ銀行の前04:2619:42
乙支路2街(ファインアベニュー)乙支路3街駅12番出口 国民銀行の前04:2819:45
国都ホテル(乙支路4街)乙支路4街駅10番出口04:3019:50

運賃は大人17,000ウォン、子ども12,000ウォンで、予約なしの先着順です。平日も週末も1日80便、日中は10~12分間隔です。

落とし穴が二つあります

一つ、停留所の名前と実際の場所が違います。 「乙支路2街(ファインアベニュー)」と書かれていますが、実際には乙支路3街駅12番出口で乗ります。名前だけを見て乙支路2街で待っていると、乗れません。

二つ、終バスが早いです。 乙支路入口19時42分、乙支路4街19時50分です。夕方以降の便なら、リムジンではなく地下鉄か空港鉄道で計算してください。

空港から来るとき

仁川空港T2は始発05:19、終バス22:59、T1は始発05:39、終バス23:19です。

公式の案内に、こういう一節があります。

T1では先着順での乗車で、現金、交通カード、乗車券のいずれも利用可能 T2から乗る際は乗車券が必要(切符売り場および自動券売機を利用)

T1はそのまま乗ればよく、T2は切符を買う必要があります。 そして乙支路の直前の南大門市場で5~10分停車することがあると、公式の案内に書かれています。

ソウル駅の都心空港ターミナル

乙支路から地下鉄で9~15分でソウル駅です。その地下2階に都心空港ターミナルがあり、搭乗手続きと手荷物の預け入れ、出国審査まで先に済ませられます。

ただし条件が厳しいです。直通列車の乗車券を持っている人だけが利用でき、韓国の航空会社8社のみの取り扱いで、アメリカ・グアム・サイパン路線は対象外です。運営時間は05:20~19:00です。

この条件を知らずに行って、使えないことがよくあります。

夜はうるさいのか

場所によって違います。印刷・鉄工の路地は夜は静かで、ノガリ横丁とコルベンイ横丁は遅くまでにぎやかです。

ソウル市が2026年7月の報道資料で、直接言及しています。

鍾路3街と乙支路などを中心に … 騒音・ごみ・歩行の不便などで商人と住民のあいだに対立

法的な部分も一つ押さえておきます。中区の23時以降の屋外営業の制限は、一般住居地域だけに適用されます。乙支路は該当しません。つまり、路上の屋外席が法的に23時で終わらなければならないわけではありません。

乙支路には騒音の測定地点がありません。 明洞にはあり、2025年は四半期すべてで夜間の基準を超えましたが、それは明洞の数値なので、乙支路に当てはめることはできません。

どこに取るか

  • 静かに眠りたい — 乙支路入口の側。オフィス街なので夜は静かで、ホテルがいちばん多いです
  • 屋外の席に行きたい — 乙支路3街の側。ただし部屋自体が少ないです
  • 空港をよく行き来する — 6015番の三つの停留所のどこでも。ソウル駅も近いです
  • 韓屋やゲストハウス — 乙支路ではなく鍾路へどうぞ

確認できなかったこと

中区の平均客室単価(ADR)は、公式資料がありません。 ですからこの記事に金額を書きませんでした。

ソウル駅の構内の徒歩時間地下商店街の長さも、公式の数値を見つけられませんでした。

中区庁の観光宿泊業194か所と、私が集計した宿泊業485か所は、根拠となる法律が違います。 前者は観光振興法、後者は公衆衛生管理法です。混ぜて使ってはいけません。

まとめ

  • 中区にソウル全体の客室の25%、28,340室があります。ソウル1位です。
  • 観光ホテルが63%、旅館・旅人宿は8%です。聖水洞とは正反対です。
  • 乙支路3街は12か所150室だけ。 「乙支路の宿」は実質的に明洞の側か東大門の側です。
  • 生活型宿泊施設が業者数1位です。名前がホテルでも確認してください。
  • 空港バスは6015番、乙支路に三つの停留所。終バスが19時50分と早いです。
  • 「乙支路2街」の停留所は、実際には乙支路3街駅12番出口にあります。
  • ソウル駅の都心空港ターミナルは、直通列車の乗客と韓国の航空会社8社だけが使えます。

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